ルート
北九州から諫早のルートは最短でこちら。筑紫野の手前に1ヶ所山越えがあるが、途中はほとんど平坦、最後に少し登り下りがある。特に観光する所はないのでひたすら走るのみ。
・北九州ー鳥栖(国道200、国道3)
・鳥栖ー佐賀(国道34)
・佐賀ー諫早(国道207)
出発
6:46 八幡のホテルを出発し、黒崎から国道200号線(長崎街道)へ分岐。黒崎からしばらく登りが続くが、その後は下り基調の道だった。
この後、バイパスを乗り継いで鳥栖まで走る。
バイパス走行
一般的にバイパスは、自動車専用道路とそうでない道路がある。しかし、九州のバイパスは、どう見ても自動車専用道路が一般道になっているようなまぎらわしいバイパスが多い。その理由は高架道路だ。高架道路に進入する側道が見た目高速道路っぽくて、一見自転車は走れないように見えるが、案外普通に走れたりする。見た目だけではわからない。
まず田川直方バイパス。ここは普通のバイパス。自転車は問題なく通れた。
次は飯塚バイパス。このバイパスは高架になって、どう見ても自動車専用道路にしか見えない。
自転車走行禁止の標識は出てないので、恐る恐るバイパスに上がってみると、片側2車線で高速道路そのもの。
歩道はあるけど、傷んで走れそうにないし、路肩も狭くて走れないので、仕方なく走行車線の端を走っていると車がビュンビュン追い越して行く。
ハラハラドキドキ👀。まだ8キロしか走ってないのにどっと疲れが出る。
8:34 コンビニ(28キロ地点)で20分休憩し復活〜💪
次は、冷水(ひやみず)バイパス(50キロ地点)ここは自転車進入禁止の標識が出ていたので、自転車が走れないのはすぐにわかった。バイパスには入らず、左折して旧道の冷水峠に向かう。飯塚と筑紫野にまたがるこの峠、標高は300mとさほど高くないが、傾斜がきついので登るのに苦労した。 峠を下って行くと、また冷水バイパスに合流。今度は自転車でも入れた。同じバイパスでも下りだけ自転車走行可能な変則的なバイパス。片側2車線、歩道なし、まるで高速道路。
下りでスピードが出るので50Km/h位で抑え気味に下っていると、合流車線を左から進入してくる車と危うく接触しそうになった。こちら(直進車)が優先だと思うんだけど…
自転車に気付かなかったのかな?
冷水?いやいや冷汗です(笑)
さらに7キロほど下って行くと、今度は筑紫野バイパスと合流。このバイパスも高架道路になっていて、上がって行くと、いかにも高速道路です、みたいに主張しているが自転車は問題なく走れた。
しばらく走ると鳥栖に到着。
いろいろあったけど何とかバイパスを走り切った。しかし、危ない思いをするなら、やはりバイパスは避けた方がいいかな?と反省。もし事故でも起こして「自転車の男性バイパスを暴走」みたいなニュースになったら目も当てられないので…
複雑な交差点
その後、佐賀に向かう国道34号線に入りたいが、鳥栖から佐賀への分岐は、国道が交差した上に九州自動車道のインターチェンジが重なった複雑な交差点。
一旦立ち止まって右折する道を探してみると🙄?
あったあった! 道路の反対車線の片隅に「34佐賀方面」の標識があり、それに従って行くと34号線に入れた。よかった〜😁
11:42 昼近くなってきたので、72キロ地点のコンビニで昼食。あまり食べると走れなくなるので、おにぎり2個だけにする。30分ほど休憩し、諫早を目指す。
鳥栖のコンビニから10キロほど走っていると、吉野ヶ里遺跡の標識が出ていた。立ち寄って見学する時間はないのでそのまま通過。
広大な佐賀平野は平坦で快適と思っていたが、小さな運河が多く、そこを渡る橋でアップダウンがある。最初は何でもなかったが、登り下りを繰り返すうちに、足に疲れがどんどん溜まってきた。
ピンチ
15:30 左足に違和感があり、自転車を降りて見るとアキレス腱の周囲が腫れている。バイパスを必死で走ったせいか、アップダウンのせいか分からない。
ヤバいなあ、これはピンチ!
もし、走れなくなったらどうしよう…
バスか列車で移動することも考えないといけないかな?
いろんなことが頭をよぎる。
とりあえず、左足に負担をかけないように、右足で走るしかない。
フルーツバス停
多良岳の裾野に広がる有明海沿岸は起伏が多く、だんだん疲労感が増してくる。
こんなときにミカンのバス停が現れた。
次はトマト、メロン、イチゴというように。おとぎの国に出てくるようなメルヘンチックなバス停。
しかし、写真を撮ってる余裕はなく、自撮りしている観光客を横目に見ながら通り過ぎるだけ😰
17:40 足が痛みだしてから30キロ。かなりペースダウンしてコンビニ(159キロ地点)に到着。
諫早まで後何回登り坂があるのか店員の方にお聞きすると、坂はないですよとのことで一安心。
到着
コンビニを出て16キロあまり、予定より1時間遅れて諫早のホテル到着。時刻は19:00、北九州からの距離は175キロだった。
チェックインを済ませ、部屋に入って足を見るとアキレス腱の周囲が倍くらいに腫れている😱
とりあえず、明日テーピングして走って、問題なければ、そのまま長崎、熊本に向かうことにする。キネシオテープ持ってきてよかった!
ルート動画
▶️を押すと視聴できます。
2本指でなぞると拡大できます。
翌日今日は長崎の観光がメイン。諫早から長崎のルートはこちら。
・諫早ー平和公園(国道207、国道34)
・平和公園ー大浦天主堂(国道202、国道499)
出発
足の具合は、昨日とあまり変わらずアキレス腱の周りが腫れた状態。歩いてかかとを伸ばしたり、手でアキレス腱を押したりすると痛みがある。
とりあえず、これ以上ひどくならないようテーピングを行ない、足の具合をみながら走ることに…。
まさかアキレス腱が切れたりしないよな…😨
不安を抱えながらの出発となった。
日見(ひみ)トンネル
長崎市に入る手前にある日見峠、この峠にあるのが日見トンネル。
これを通らないと長崎に入ることができない。
峠をゆっくり登っていると、ジョギングしている男性から、長崎市内に行くなら、日見トンネルの左車線は危ないから、右車線の歩道を通ったいいと言われ、その通り右車線に進んで行くと、幅の広い歩道があって、安全に通り抜けることができた。
なるほど、さすが地元、助かりました。こういう細かい情報はナビには出ないので。
平和公園
10:27 やったー\(^o^)/
ついに平和公園に着いた~!
諫早から30キロ、広島から431キロ。長い道のりだった。
ここを訪れるのは中学校の修学旅行以来。時の流れを感じる。
顔で笑って、心で、いや、足で泣いて😭
歩いていると、公園管理者に呼び止められ、自転車の乗り入れは禁止ですと言われ、追い出されることに。
自転車を押して入ってもダメか聞くと、それもダメだと。きびし~い!
このやろーと思ったけど、そこは冷静に、すみません、写真を撮ってもらえますか?とお願いし、撮ってもらったのがこの1枚。意外に親切なんだ!
しぶしぶ隅のベンチに行き、腰掛けて休んでいると、年配のご夫婦が声をかけてこられた。うまく聞き取れなかったので、韓国の方かと思って「アンニョンハセヨー」と挨拶したが通じない😢
よく聞くと、五島列島から観光に来られたとのことで、やっと理解できた。なまりがあって聞き取れなかっただけだった。五島列島でも自転車の大会があるので、それに参加するのかと聞かれたが、知らなかったので、その大会には参加しないと答えると残念そうだった。
爆心地公園
平和公園に隣接した所に爆心地があり、そこに浦上天主堂の壁の一部が移設されている。
ここは修学旅行で見学したかな?
大浦天主堂
次に向かった大浦天主堂は、爆心地公園から約5キロ、自転車で20分で到着。
ここは修学旅行で見学した所。教会の中に入った覚えがある。
訪れた後、大浦天主堂は、潜伏キリシタン関連遺産の一つとして世界遺産に登録された。
グラバー園
大浦天主堂からグラバー園までは自転車を押して登る。
入口に自転車を止め、入場券を買って入った後は、エスカレータを乗り継いで一番上まで上がれるようになっている。
歩くと足が痛いので助かった。
グラバー園の一番上には、昔はなかった建物があった。これは昭和47年にグラバー園に移築復元された建物とのこと。たくさんの人がバルコニーでくつろいでおられます。
上から長崎湾を望む
長崎湾をバックに✌
オーブンカフェ
キレイに手入れされた花壇
ここは昔と変わっていない…
グラバー像
港町長崎の風景
昼食
オランダ坂近くの中華レストランで長崎ちゃんぽんを食す。店頭の看板には「元祖長崎ちゃんぽん」と書いてあったけど…
味はあっさり、普通のちゃんぽんだった😏
※美有天は2019/8/15閉店しました
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