佐田岬灯台までのルート
日本で一番細くて長い佐田岬半島。実際に自転車で走って、この目で見てみることに。
松山から佐田岬灯台へのルートはこんな感じ。
・松山ー八幡浜(国道378)
・八幡浜ー三崎(国道197)
・三崎ー佐田岬灯台(県道256)
7:23 ホテルを出発。
昨日より風速は落ちて走りやすくなった。これなら大丈夫かな?
道の駅ふたみ
8:44 約25キロほど走り、道の駅ふたみで休憩。ここは夕日が美しい場所で知られている。
しばらく休憩し次を目指し走り始める。
夕やけこやけライン
峠にさしかかる途中に喫茶店風の建物があり、サイクルオアシスの看板がかかっていた。入っていくと、ご主人がお出迎え。ちょうど今タケノコを茹でていたと...
お聞きすると、この辺はコンビニがないので、看板を出しているとのこと。快く水を補給していただいた。
ちなみに、この国道は夕やけこやけラインという別名がついている。なかなか洒落た名前だ。
平家谷公園
瞽女(ごぜ)トンネルを出てすぐに平家谷公園の標識があった。歴史に詳しくないので分からないが、この周辺にも平家伝説が伝えられているようだ。
さらに2キロくらい下って行くと三叉路があり、三崎港、伊方の道路標識が出ているので道に迷うことはなかった。
道の駅 伊方きらら館
八幡浜の三叉路から道の駅まで約10キロのゆるい登り坂を登る。期待とは裏腹にトンネルと山に阻まれ、あまり海は見えず😂
11:34 道の駅に到着。
売店で名物のじゃこ天を買っているとサイクリスト発見!
お聞きすると、昨日は山の方、今日は海沿いをサイクリングして帰るとのこと。
みかんジュースも美味しいと勧められ、買って飲んでみると、あっ!そのまんまみかんだ。
この辺で収穫されたみかんを絞った100%ジュースとのこと。濃厚で美味しかった~
ちょっと高いけど…
道の駅の裏側から伊方原発が見える。もし原発事故が起きたらここは危険。何で原発の近くに道の駅が?しかも、中央構造線という日本で一番長い断層の近くに原発が?
謎は深まるばかり…🙄?
佐田岬メロディーライン
佐田岬の国道にはメロディーラインという名前が付いている。道路に刻まれた溝を車が通ると、レコード盤の溝で針が振動するように、タイヤから振動が伝わりメロディが聞こえる仕掛け。しかし、自転車にとっては、ただのでこぼこ道で雑音しか聞こえなかった。
誰か自転車用のメロディラインも作ってくれないかなあ。
三崎港
道の駅から三崎港へは、尾根沿いに24キロの下り基調の道が続く。
人生下り坂最高!と誰か言っていたが、港までの下り坂を一気に駆け下る。ほんと下り坂最高だった。
ただ、景色は所々開けているものの、ここもトンネルと山に阻まれ、海はほとんど見えず😫
13:02 三崎港到着。松山からは約94キロ。
フェリーの窓口で、17:30に出航する便に乗れないかお聞きすると、今日は19時の便まで満席で乗れないとの返事。ガ〜ン! Oh my god !
自転車1台でもダメかとしつこく食い下がると、バイクが満車で余裕がないとつれない返事。
さらに詳しく聞いてみると、自転車を畳んで手荷物にすれば乗れますよ。だって。
先に言ってよ~💢
ということで、17:30の便を予約して、佐田岬灯台まで行ってみることにした。
昼食
その前に、腹が減ってはサイクリングはできぬということで、三崎港でどこか美味しい海鮮料理の店はないかと港の方にお聞した。
「まりーな亭」がお勧めと教えてもらい早速 Go!
13:19 注文した刺身丼。
この地域では刺身丼に醤油ダレと生卵をかけて食べる習慣があるようで、初めての食べ方。
卵かけごはん+刺身。う〜ん、合わないことはないが、普通の刺身丼の方がいいかな?
佐田岬灯台
14:43 三崎港から14キロ、アップダウンの山道を1時間かけてやってきた。自転車は問題ないが、車は離合が難しい所が多かった。なんせ細い半島の尾根伝いに作られた道なので…
灯台までは徒歩でしか行けないので、自転車を駐車場に止め、靴を履き替えて歩く。
駐車場から高低差のあるつづら折りの登山道を歩くこと20分、椿の林を抜け佐田岬灯台に到着 Y(^o^)/
岬めぐりの~バスは走る〜♬ yeah !!
佐田岬灯台
撮影スポット
これは四国で一番西側にある御籠島。
御籠島の突端にある砲台跡。
こんな風光明媚な所に砲台跡とは。観光にはちょっと不釣り合いだけど、中に入って見学できるようになっている。
御籠島(手前)はこの防波堤でつながっているので、灯台の方から歩いて来ることができる。
駐車場は灯台の向こうの山を2つ越えたところ。
よく見ると灯台の下にも砲台跡。
灯台下くるし
ここは灯台の下。
向こうの山の斜面に登山道が見える。今からあの道を登って帰ると思うと、灯台下苦し💦
15:31 佐田岬灯台をあとに登山道を登って行く。海の向こうに九州がぼんやり見えている。
これから駐車場に戻って、自転車で三崎港へ...
16:35 風力発電の鉄塔がたくさん並んでいた。
一体何機あるんだろう?
ずらっと並んだ風車の風景は壮観。
風が強いのでプロペラが勢いよく回って、ブォーンブォーンと低周波音が響き渡る。
これだけあれば原発は要らんでしょ?
三崎港
16:42 再び三崎港へ戻り、自転車の解体梱包を始める。作業は30分くらいで終了。
待っていると佐賀関から来たフェリーが接岸してきた。すると、出てくる出てくるバイク軍団。一体何台乗ってるの?というくらいハーレーっぽいバイクが爆音を立てて下船してきた。乗用車やトラックは、その後数台降りてきただけ。
一方、これから乗り込む方も、バイク軍団が整然と並んでいる。連休を利用してツーリングするライダーは多い。これでは自転車は乗れないなと実感。
ちなみに、ほかに自転車で乗船する人がいないか見渡したけど見つからず、結局、自分1人だけだった。
さみしい〜😢
17:28 フェリーに乗船。
よっこらしょ!っと
一番乗りに自転車を抱えて客室に入る。船内はこんな感じで思ったよりキレイ。
17:30 フェリーは定刻に出航。
17:52 佐田岬に別れを告げ大分へ。
ごらんあれが佐田岬〜西のはずれと〜♪
結局、佐田岬は半島だけど、サイクリングの景色は海ではなく、多くのトンネルと山に囲まれた、どちらかと言うと山岳コースに近い風景であることがわかった。
そんなの行かなくても調べたわかると言われるかもしれないが、実際に行って、この目で確かめてみないと気が済まない。
佐賀関港
- 三崎港ー佐賀関港(国道九四フェリー)
- 佐賀関港ー大分(国道197)
- 大分ー別府(国道10)
18:40 フェリーは佐賀関港に1時間10分で到着。
港に降りてすぐに自転車を組み立てる。
別府までのルートはこんな感じで、約40キロ、2時間のサイクリング。
19:07 夜は冷えるので、ウインドブレーカーを着てライトを点け出発~!
途中、高崎山🐒の標識が出ていた。中学校の修学旅行で訪れた所だ。懐かしい!
海沿いには「うみたまご」という水族館。
当時水族館はあったかな?名前が違うけど…
別府
しばらく走ると、目の前に別府湾の夜景が広がってきた。ちょうど弧を描くように街の灯りが海へと続いている。これは絶景!別府湾のナイトライドは最高!👍
21:10 無事ホテルに到着!佐田岬灯台に寄り道したので、松山からの走行距離は163キロとなった。
チェックインを済ませ、エレベーターに自転車を入れてると、後から若いカップルが入ってきた。どこから来たか聞かれたので、尾道から四国を回って2日で来たと言うと、えーっ!2日で来れるんですねー、とびっくりした様子。
はい、尾道からは290キロ。2日で来れるんです。✌️
すごいですねー、と…
おだてられるとすぐ調子に乗る輩でした。
温泉
別府を訪れるのは何年振りだろう...
別府に来たからには温泉、ということで、系列ホテルの別府温泉に行きのんびり疲れをほぐす。
驚いたのは、温泉に入っている人は日本人より韓国の人の方が多いことだ。ロビーでも聞こえてくるのは韓国語ばかり...
いつの間に別府は韓国の観光地になったんだろう?
その後、居酒屋で遅い夕食と焼酎飲んでホテルに帰る😵
ルート動画
松山から別府まで
- ▶️を押すと視聴できます。
- 2本指でなぞると拡大できます。
松山ー別府 1分52秒
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